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緑=関心系
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*1 関心系について(新版原理D-3より)

(略)マルクスはいう。《「人間」とは社会的諸関係の総体ensembleである》(『フォイエルバッハにかんするテーゼ』)。つまり、個人の中に「人間」や「類的本質」などが潜んでいるわけではない。個人の「本質」とは、それらの社会的諸関係の総体でしかない。「人間」や「市民」とかいう想像的観念は、そのような多元的で錯綜した諸関係を隠蔽してしまう。NAMは諸個人のアソシエーションである。しかし、それは、個人が置かれている多元的な社会的諸関係を捨象しない。関心系と呼ばれる諸区分にはそれらが保持されている。諸個人は彼らの希望する関心系・地域系などのセクションに複数所属することができる。関心系・地域系の追加や変更はいつでも可能である。市民運動の多くは、それぞれ、一つの課題・主題によって成立し、それによって閉じられている。もちろん、それらが自律的であることは必要である。それらの運動は、他の次元を追加したり、あるいは別の次元に従属するならば、その次元の固有性を失ってしまうからだ。しかし、NAMにおいては、個人は同時に多数の関心系セクションに属することによって、それらを媒介することができる。 以下に、関心対象による区分を示す。これらは、資本制経済における内在的な対抗運動と、超出的な対抗運動に大別することができる。むろん、ここに列挙した区分は一例にすぎず、会員の関心によってつねに変更され、多様化・分節化されるだろう。それぞれのセクションは、それに固有の課題をもつがゆえに自律的であるが、同時に、他のセクションと交差し、相互に協力しあう。

a 内在的な対抗運動


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